近年、男子高校生の間でも化粧を楽しむ風潮が広がっています。しかし、中には「化粧の基本的な方法がわからない」「失敗するのが怖い」と感じる人も多いようです。そこで今回は、男子高校生が化粧を楽しむための基本から上級までのスキルを紹介します。
男子高校生もプライベートなら化粧してもいい!
化粧は自己表現のひとつであり、自分自身を高めるツールと言えます。もちろん、高校生の頃から化粧を始めることは何も問題ありません。プライベートの時間であれば好きなメイクを楽しむことで自分自身を見つめ直し、新たな自分を発見するきっかけにもなります。それは、自分だけの特別な時間を過ごすことができるプライベートタイムにこそふさわしい活動なのです。
男子高校生におすすめな正しいスキンケアの基本
化粧品を活用する前に知っておくべきことは、適切なスキンケアの重要性です。肌が健康的であればメイクもより一層映えます。また、スキンケアは肌の老化防止にも寄与します。
洗顔
清潔な肌はスキンケアの基本です。適切に洗顔することで、肌の余分な皮脂や汚れを取り除くことができます。洗顔は1日2回(朝と夜)洗顔を行うのが理想的です。また、肌に優しい洗顔料を選ぶこと、洗顔後はタオルで優しく水分を拭き取ることもポイントです。
保湿
乾燥は肌荒れを引き起こすだけでなく、皮脂の過剰生成を促す可能性もあります。そうならないために洗顔後は肌に水分と栄養を与える化粧水や乳液、クリームを使用しましょう。肌に優しい成分が含まれている製品を選び、手の温度で丁寧に肌になじませるのがコツです。
日焼け止め
日焼け止めは学校での部活や課外活動などで男子高校生が日常的に受ける紫外線から肌を守るために必要なケアです。紫外線は肌の老化を早めるだけでなく日焼けやシミ、皮膚がんの原因にもなります。外出する前には必ず日焼け止めを塗り、紫外線から肌を守りましょう。
男子高校生がまず挑戦したいメンズメイク【初級編】
メイクは自己表現のひとつで、男子高校生も楽しんでいいものです。しかし、闇雲に化粧しても逆効果ですので、はじめる際には基本から順に覚えていきましょう。
ファンデーション
メイクの基本であるファンデーションからはじめましょう。ファンデーションは肌色を整えるアイテムで、一見難しそうに見えますが適量を手に取り、手のひらで温めてから肌になじませることで自然な仕上がりになります。明るすぎず暗すぎない、自分の肌色に合ったファンデーションを選ぶことがポイントです。
リップバーム
次に、リップバームで唇をケアしましょう。男子でも唇が乾燥すると不快感を感じやすいですし、健康的な印象が損なわれてしまいます。無色透明なものから、ほんのり色付きのものまでさまざまなリップバームがありますので、自分の好みに合わせた色やテクスチャ選んでください。
眉毛の整え方
最後に、眉毛の整え方を学びましょう。眉毛は顔の印象を大きく左右します。自然な形に整えることが重要で、眉毛を描く際には細めの眉ペンシルを使い、自分の眉毛の流れに沿って軽くなぞるだけでOKです。眉毛の始点、頂点、終点を意識して描くと、初心者でも自然な眉毛に仕上がります。
男子高校生が次に挑戦したいメンズメイク【中級編】
初級編で基本的なスキンケアと基本メイクをマスターしたら、次は中級編へとステップアップしましょう。ここでは、もう少し自分の特徴を際立たせるテクニックをご紹介します。
コンシーラーの使い方
コンシーラーは肌の小さな欠点をカバーするのに使われます。ニキビ跡やくすみ、目の下のクマなどを隠すのに便利です。スポンジや指先を使って、肌の問題部分に軽くタップしてなじませます。ファンデーションの上から使用することで、より自然な仕上がりになります。
アイライナーで目元を強調
アイライナーは目元を強調し、視線を引きつけるのに効果的です。男性の場合、下手に厚塗りすると逆に不自然な印象を与えてしまいますので、アイラインは自然な線を描くことを心掛けましょう。目のキワに沿って細く引き、目尻は自然に消すようにしましょう。
チークで健康的な顔色を
チークを使うと顔色を健康的に見せられます。色は自然なピンクやベージュがおすすめです。頬の高い位置から斜め上に向かって薄くなじませると、自然な血色感がだせます。男性のメイクでは色を強く出すよりも、顔全体を明るく見せるよう意識するのがポイントです。
男子高校生に目指してほしいメンズメイク【上級編】
メイクの基本と中級テクニックをマスターしたら、最後は上級編にも挑戦してみてください。上級編では自分の顔の特徴をより強調し、自己表現を深めるテクニックをご紹介します。
ハイライトで立体感を出す
ハイライトは顔のハイライト部分、つまり光が当たるところに適用します。これにより、顔の立体感を強調し、より自然な輝きを引き出すことが可能となるのです。頬骨の上や眉下、鼻筋などにハイライトを軽く塗り、指先や専用のブラシで自然になじませましょう。
コントゥアリングでシャープな印象を
次に、コントゥアリングというテクニックを紹介します。このテクニックでは、シャドウとハイライトを使って顔の形状を調節し、よりシャープな印象を出すことが可能です。頬骨の下や額の周辺、鼻の側面などにダークな色を使って影をつくり、輪郭を強調します。
アイシャドウで目元を際立たせる
最後に、アイシャドウを使って目元を際立たせるテクニックも学びましょう。色は自然なブラウンやグレー系がおすすめです。目の輪郭に沿って色をのせるわけですが、このとき同系色の色をいくつか重ねると単色よりも目元の深みと強調を作り出すことができます。
まとめ
化粧は自己表現のひとつで、男子高校生であっても楽しめるものです。ただ、化粧をはじめるにあたっては、まず肌の基本的なケアから始め、その後、初級、中級、上級と段階的にスキルを上げていくことが大切です。各段階でご紹介したメイク方法を参考に、あなたなりのメイクスタイルを見つけてみてください。そして、何よりも大切なのは化粧を楽しむことです。自分自身を愛し、大切にすることで自己肯定感が高まり、人生が豊かなものになります。